手捺染(てなっせん)とは?

手捺染(てなっせん)は、職人が一色ずつ手作業で染料を布にのせ、柄を染め上げていく染色技法です。

デザインごとに色の数だけ版を作り、一色染めるたびに版を正確な位置へ合わせながら、何度も工程を繰り返します。 色数が増えるほど使用する版も増え時間もかかるため、その分高い技術と経験が求められます。

色を重ねるたびに布は少しずつ表情を変え、繊細な色彩と奥行きが生まれます。 手間と時間を惜しまない手仕事だからこそ生まれる美しさは、今もなお多くの人を魅了し続けています。

イリナムのペイズリーハンカチを染めている手捺染の捺染工場の風景

手捺染の歴史・日本の手捺染が世界で評価される理由

布に模様を染める捺染の技術は、古くは中国やインドをはじめとするアジアで発展し、その後ヨーロッパへ広まりました。 19世紀末から20世紀初頭には現在の手捺染につながるスクリーン捺染が確立され、日本にも伝わります。

その後、日本の職人たちは繊細な感性と高度な技術を生かし、色の重なりや精密な柄合わせ、美しい発色を追求しながら独自の発展を遂げました。 こうして育まれた日本の手捺染は、品質の高さと表現力で国内外から高い評価を受けています

YLINUM 手捺染ハンカチ、バンダナ Dodie-dot